群馬大学理工学部・大学院理工学府物質環境類


研究室配属

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研究室配属の参考資料

研究室紹介

 卒業研究のテーマは細胞生物学です。
 当研究室では乳幼児期にお乳から離乳食への食事の変化が、肝臓の成熟に大きな役割を担っていることを、培養細胞を使って見つけました。
成熟する際に肝臓細胞は2つの核を持つ細胞(4倍体細胞)になることが多いです。この状態が正常なので、何がメリットなのか未だにわかっていません。
ところが、がん組織の中に2核かそれ以上の核をもつ細胞が多く含まれていると、重篤化することが知られています。細胞が多核化する仕組みを解明すれば、抗がん薬が作れるかもしれません。
研究内容は細胞生物学の研究ページも参照して下さい。

 注 意

 こんな学生に来てほしいです
 佐伯はいろいろなことを話しかけます。実験や研究のことだけではなく、ローカルな話題やあなたには関係ない(かもしれない)ことも話します。
メンバーが少ないので、できるだけ情報や考え方を共有したいからです。そのことによって、実験も、指導も、授業も、事務仕事も、気分良く進めたいと思っています。
 話したことにいちいちうなずく必要はありません。わからないことには同意してくれなくて結構です。しかし、一晩考えてみて自分なりの返事がまとまったら話してください。
自分でよく考えてくれる人、それを表現してくれる人には、もっといろいろな情報を伝えたい、話し合って実験を進めたい、という気になります。そう思わせてくれる人に来てほしいです。


 2024年度卒業研究テーマ

  1. (仮)ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤を用いた多核HSL細胞の誘導を、インスリンが促進する分子機構の解析
  2. (仮)ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤が多核HSL細胞を誘導する分子機構の解析〜がん抑制因子p53の関与について〜

 2023年度修論テーマ

  1. 多核細胞形成時の細胞質分裂の多様性とそれを許容する仕組みの研究

 2022年度修論テーマ

  1. インスリンとヒストン脱アセチル化酵素阻害剤を用いた多核HSL細胞の誘導機構において、インスリンが細胞質分裂に与える影響の解析
  2. 長期観察を可能にするタイムラプスシステムの開発(ポスター賞受賞)

 2021年度卒研テーマ

  1. ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤による多核細胞誘導はインスリンで促進される

 2018年度卒研テーマ

  1. 細胞質分裂不全のメカニズム解明を目指したステージヒーターの作成と細胞質分裂のタイムラプス観察
  2. 時間領域NMRで測定した緩和時間を使ったアクリルアミドのゲル化過程の可視化

 2016年度卒研テーマ

  1. ケトン体がラット肝臓幹様細胞を多核化する ―食育との関連―
  2. 種々の分子を細胞に添加して多核化した細胞を計数した結果と、逆転写PCR (RT-PCR) による受容体発現解析実験により、これまで不明であった多核化の制御機構の入り口を示しました。
    この研究により乳児期の血中ケトン体についてより正しい理解につながり、食育へ貢献できることを示しました。
    研究内容は細胞生物学の研究をご覧ください。